双子ベビーカーは各メーカーから何種類か出ていますが、双子を授かったからにはベビーカーはエアバギー ココダブルEXフロムバース(以下、エアバギーココダブル)と決めていました。我が家では、先にエアバギーココダブルを購入した後、車を買い替えるタイミングが訪れたため、いくつかのディーラーを回って実際にエアバギー ココダブルをトランクに乗せさせてもらい、どの車種なら問題なく乗るのか、検証してみることにしました。
本記事では2025年3月時点で発売されているSUVにて検証しています。車体の大きなミニバンやワンボックスカーなら、難無く乗せられるエアバギー ココダブルですが、SUVは車種によって結果が変わります。
エアバギー ココダブルは、一部を解体することが可能で、解体すればトランクに乗せられる車種の選択肢は広がりますが、トランクに乗せ降ろしする度に、解体や組み立てをするのは非常に手間です。今回は解体をせずに、エアバギー ココダブルを折り畳んだそのままの状態でトランクに乗せられるかを検証しています。

なお、エアバギーココダブルの折り畳み時のサイズは、上記写真のように、折り畳んだ後、そのまままっすぐ寝かせて乗せると、横幅90cm×奥行82cm×高さ45cmのスペースが必要です。ネットで調べれば、トランクのサイズが分かる車種もありますが、車種によってはトランクの形状(特にハッチバックタイプ)や、後部座席の背もたれの形状により、実際にエアバギー ココダブルをトランクに乗せた状態でバックドアが閉まるかどうかは、数値だけでは測れない部分があるので注意が必要です。
ホンダのSUV、ヴェゼルとWR-Vで想定外の結果
まずはホンダから。ヴェゼル目的でホンダディーラーに訪れてみました。

ヴェゼルはミドルサイズSUVながら広い車内空間を持ち合わせていることから、ある程度の期待感を持っていましたが、トランクを開けた瞬間、嫌な予感がしました。リアシートが予想以上トランクルーム側に倒れる構造になっています。

早速エアバギー ココダブルを積んでみましたが、寝かした状態で積み込むとトランクから食み出してしまいます。

エアバギー ココダブルを立て積むことも試しましたが、今度は高さが入りません。
残念がっていると、営業マンから薦められたWR-V。

WR-Vだと、エアバギー ココダブル、問題無く乗ります。これは完全に想定外でした。
WR-Vの全長は4325mm。ヴェゼルは全長4340mmなので、WR-Vの方がわずか15mmだけですが短い計算です。しかし検証の結果、全長の短いWR-Vならば、エアバギー ココダブルが解体なしでそのまま乗ります。WR-Vはどこでトランクの広さを稼いでいるのか謎過ぎます。深くは検証していませんが、ホイールベースもわずかにWR-Vの方が短いことから、後部座席の足元空間もWR-Vはの方が少しだけ狭いのでしょうか。エアバギー ココダブルをトランクに乗せる我々にとっては、後部座席はチャイルドシートを2つ乗せるだけですから、足元空間の広さは気になりません。
突然薦められたWR-Vについて確認していくと、WR-Vは新車販売価格が250万円前後。インドで生産され日本に逆輸入して販売されています。最新の運転支援システムなども搭載されていますが、装備の必要有無は使い手によって変わってきますので、詳細は公式ホームページでご確認ください。ここで言えることは、WR-Vは、エアバギー ココダブルを乗せられることができるコスパが非常に高いSUVである、ということです。
ちなみにホンダディーラーではステップワゴンも検証しましたが。その結果はこちらの記事にてご紹介しています。
ディーラーを後にして、ZR-Vも試すだけ試しておいても良かったかと思いましたが、そもそもZR-Vはデザインが気に入らないため、候補に挙げていませんでした。
マツダ CX-30 CX-5 CX-8 CX-60 CX-80どれならOK?
次に訪れたマツダディーラー。候補車はCX-5です。

試乗後に検証させてもらったところ、エアバギー ココダブル、問題なく乗ります。もちろんバックドアも問題なく閉まります。
検証時は、トランクの真ん中に積み込みましたが、両側にはまだ余裕があります。エアバギー ココダブルをトランクの左右どちらかの端に詰めることで、幅30cmほどのスペースができます。
さすがにミニバンやワンボックスカーのような広さはありませんが、走行性能やボディ剛性には定評があります。CX-5は、2025年2月時点で、KF型が発売されて丸8年が経過しており、次期型モデルの発売もネット上で広まりつつある状況ではあります。モデル末期ではありますが、幾多の改良を重ね完成度の高い状態に仕上がっています。さらにグレードの再編が行われて「i Selection」と「Black Selection」にて実質値引きのようなグレード設定が登場、お買い得感が増したこともあり、人気が衰えないどころか新車販売台数は再加速しているようです。
ちなみにCX-30やCX-60は、購入の選択肢に挙げていなかったため、未検証です。
CX-30は、公式サイトに荷室長(つまり奥行き)が約81cmと表記されているので、折り畳み時で82cmの奥行が必要なエアバギー ココダブルは乗らないだろうと判断していました。
CX-60ならCX-5とトランクのサイズはほぼ同程度のため、エアバギー ココダブルも問題なく積めると思われます。
一方で、CX-8やCX-80の3列シート車は、3列目展開時はトランクの積載量が減るため、エアバギー ココダブルは乗せることは不可になります。
「エアバギー ココダブルを乗せる時は2列シートだが、多人数乗せる機会がある場合は3列シートにしてエアバギー ココダブルを乗せない」と言った使い方であれば、CX-8やCX-80も候補にあがりますが、我が家の場合はエアバギー ココダブルを乗せた状態でお出かけするため、そうなると3列シートがあっても使わないだけとなり、CX-8やCX-80などの3列シート車は購入の検討から外れていました。
スバル フォレスターはタイミングが合えば購入していたかも
フォレスターに関してはCX-5以上にモデルチェンジの情報が出回っており、すでに北米では先行的に販売が開始されていました。新型フォレスターのグレード展開が発表されたのが、2025年4月。もう少し早いタイミングで発表されていれば購入を検討していたかもしれません。

5月に入り、フォレスターを見る機会がありました。展示車両には何やらダミーの荷物が積まれていますが、実際にトランクのサイズを計測してみると、奥行きが92cmほどありました。実際にエアバギー ココダブルを積み込むことはできていませんが、積んでも10cmほど余裕がありますので、後部座席の座席の傾きやリアハッチの形状を考慮しても、問題ないかと思います。フォレスターで問題無いなら、もう一回りトランクが大きいレヴォーグ レイバック(ステーションワゴンのレヴォーグも含めて)も問題なさそうです。
MINIカントリーマンやMINIクロスオーバー(F60)もエアバギー ココダブル乗ります

国内にて輸入車年間販売台数NO.1を更新し続けているMINI。小さな車であるイメージが強いMINIですが、MINIラインナップが増えた今、カントリーマンやクロスオーバー(F60)ならば、大きな双子用ベビーカーのエアバギー ココダブルもトランクに積むことが可能です。
ただし、エアバギー ココダブルを積み込むためには、後部座席をスライドさせる必要があります。
MINIカントリーマンやMINIクロスオーバー(F60)の後部座席をスライドさせる!?

MINIカントリーマンやMINIクロスオーバー(F60)の後部座席には、あるギミックが隠されていました。
それは、なんと後部座席を13cmほどスライドできる機構が備わっているのです。正直、エアバギー ココダブルを乗せようと思った時以外で、この後部座席のスライド機構を使ってみようと思ったことはありません。エアバギー ココダブルを乗せるために作られたギミックではないかと思わせてくれるほど、このスライド機構を最大限に使うことで、エアバギー ココダブルをトランクに乗せることができます。写真はMINIカントリーマンですが、MINIクロスオーバーもF60ならば、後部座席のスライド機構を最大限に使うことでエアバギー ココダブルをトランクに乗せることができます。

ただし、エアバギー ココダブルをトランクに乗せるために、後部座席を前側に最大限スライドさせると、後部座席の足元空間はこのように狭くなります。後部座席には双子のためにチャイルドシート2台乗せるだけなので、さほど気にはなりません。

しかし新生児~15ヶ月未満または身長76cm未満まで(R129基準)の子供を乗せる時は、チャイルドシートを後ろ向きに設置する必要があります。エアバギー ココダブルをトランクに乗せるために後部座席が前側にスライドしている分、チャイルドシートを後ろ向きに設置できるだけのスペースはありません。
運転席や助手席も前方にスライドさせる必要があります。そうなると、平均体系の人でも運転はとても窮屈になります。
裏を返せば、双子が15ヶ月または身長76cmを超えてくると、チャイルドシートは前向きにできますので、後部座席が狭くなろうと関係ありません。むしろ運転席や助手席と、後部座席のチャイルドシートの距離が近くなり、双子と近付けるといったメリットになりえます。
また、MINIカントリーマンもMINIクロスオーバー(F60)も、後部座席のスライド機構を使ってトランクを最大限の広さにしても、エアバギー ココダブルを乗せると結構ギリギリです。バックドアが電動なので、エアバギー ココダブルのトランクの積み方が少しでもずれると、バックドアが跳ね返って開いてしまいます。そうなってしまうと、エアバギー ココダブルの積み方を微調整して、根気よくバックドアを閉める必要があります。
さらに価格面についても触れておく必要があります。MINIカントリーマンの新車の見積もりをいただきましたが、COUNTRYMAN C(ガソリン車)のCLASSIC TRIM でも軽く500万円オーバーです。JOHN COOPER WORKS TRIMを選ぼうものなら700万以上で、現実とかけ離れてしまいます。
さらに2025年5月現在、MINI COUNTRYMANは、E(つまり電気自動車)しか検索結果に表示されません。3月時点ではC(ガソリン車)やD(ディーゼル車)も検索できたのですが、もはやMINI COUNTRYMANは、E(電気自動車)しか販売されなくなっているのでしょうか(未確認)。
MINI COUNTRYMAN Eならば、650万オーバーになります。一般的な子育て世帯には、ちょっと手の届きにくい価格帯に突入していきます。
納期の読めない車種は検証外
参考までにその他の車種として、ランドクルーザー“250”(=3列目シートは使わないという運用を覚悟の上)や、ランドクルーザー“70”、RAV4も候補に挙がっていましたが、公式WEBサイトを見ても納期がかなり先だったり、そもそも抽選販売だったり販売停止中だったりで、トヨタディーラーには訪問しませんでした。
また、未発売車とはなりますが、発売の噂情報が広がっていたランクルミニ(ランドクルーザーFJ)やX-VAN GEAR CONCEPT (クロスバン ギア コンセプト)も気にはなっていましたが、未だ何の確定情報も発表されていない状態では購入の検討すら出来ません。
まとめ
SUVに双子ベビーカーのエアバギー ココダブルEXフロムバースを、トランクに乗せられるSUVは次の通りです。価格帯で並べてみます。
新車販売価格が
・250万円、コスパ最重視で選ぶならホンダWR-V
・300万円前後ならマツダCX-5のエントリーグレード
・400万円オーバーなら、マツダCX-60、スバルフォレスター等
・500万円オーバーなら、MINIカントリーマン
いかがでしょうか。双子世帯の車選びの参考になれば幸いです。今回はSUVについて検証してみましたが、ミニバン・ワンボックスについてはこちらの記事にて公開しています。