宮崎の海と言えば日南海岸が有名ですが、リアス式海岸になっている日豊海岸の南端に位置する日向岬から眺める海も絶景でした。

日向岬は、海から見た地形が馬の背のように狭い岩場であることから、馬ヶ背と呼ばれています。馬ヶ背は幅10m、高さ70m、奥行き200mで火山の噴火により吹き出た溶岩が急激に冷え固まってできたと言われる柱状節理の断崖絶壁。

日向岬 馬ヶ背の断崖絶壁

日向岬 馬ヶ背の断崖絶壁【撮影日:2013年8月15日】

遊歩道の途中、展望所から見る細長く高さのある断崖絶壁は、ここでしか見れない光景。
2022年には、スケルトンの床で遊歩道から突き出た展望所「スケルッチャ」が作られており、今ならスリルとともに馬ヶ背を真上から見下ろせます。

日向岬展望台 馬ヶ背突端

日向岬展望台 馬ヶ背突端【撮影日:2013年8月15日】

馬ヶ背の展望所を通り過ぎると、遊歩道は次第に細くなり、馬ヶ背突端に到着。あとで地図を見て分かったのですが、この写真の見ている方角は、ほぼ南なんですよね。東に突き出ている岬なので展望台から見る景色も東なのかと思いきや、実は南を向いていました。

日向岬展望台の絶景写真付き案内標識

日向岬展望台の絶景写真付き案内標識【撮影日:2013年8月15日】

日向岬展望台へ向かう途中、案内標識にはご丁寧に絶景写真付き。天気が悪い時に訪れた人に「晴れてればこうですよ」と見せたいのか、それほど長くは無い遊歩道を「もう少し頑張れば絶景が広がりますかと」激励してくれているのか、それとも単に絶景写真を飾りたかっただけなのか。サプライズで絶景を見せたい計画をしている人には、この案内標識は先に見せないようにしましょう。


馬ヶ背の断崖絶壁や、日向岬展望台は日向市の東端にあります。東九州自動車道を使うならば日向インターチェンジが最寄りにはなりますが、延岡市側から南下して向かう場合は、手前の門川インターチェンジで降りて、国道10号を使う方が、距離的には最短で、時間的にも早く着きます。馬ヶ背の断崖絶壁や、日向岬展望台へ訪れる際は、近くのクルスの海 展望台細島灯台にも訪れると良いでしょう。