ポルノグラフィティ3rdアルバム「雲をも掴む民」に収録されている曲、「Aokage」。彼らの出身地である因島を訪問した際、この曲に登場してくる青影トンネルをドライブしてみました。
国道317号線 青影トンネル(広島県尾道市因島)

国道317号線 青影トンネル(広島県尾道市因島)【撮影日:2010年8月15日】

因島北ICで降りてから県道367号線を経由して国道317号線へ進みます。ICを降りて5分ほどで見えてきたトンネルの上部には、かなり見難いですが「青影隧道」の文字が刻み込まれており、ここがロケ地であることを確認。

青影トンネルは、歌詞の通り、上り坂の行く先に見えてきて、トンネル過ぎたら海への下り坂へと続きます。

実際に走ってみると、国道ながら車道は狭く、歩道はもとより路側帯さえないトンネル。歌詞では自転車に乗った光景が描かれていますが、青影トンネル入り口の両脇には「自転車に注意」「歩行者に注意」の看板。このトンネルを自転車や歩くとすると車道を通らざるを得ず、車に怯えながら通行するということか。歌詞のような青春のイメージに反して危険なトンネルだと感じていたら、しばらくして新青影トンネル計画の知らせが耳に入ってきました。

新青影トンネルは元祖青影トンネルのすぐ横に、2022年に完成、新青影トンネルの車幅は広くなり、自転車のブルーラインや歩道も設置され、通りやすくなりました。ただし、トンネルの長さは元祖青影トンネルの269mに対し、新青影トンネルは652mに伸びています。車や自転車はあっという間ですが、歩くと少し長くなったと感じるかもしれません。元祖青影トンネルも、新青影トンネルも、付近には駐車場らしきものはありません。車の車内から撮影する時は、運転者以外が撮影するか、ドライブレコーダーのように車内にカメラを固定して常時録画で撮影するか、静止画の場合はインターバル機能を活用して自動撮影できるようにして挑みましょう。